【Dify旅行記】地元発!個人開発で作る旅行提案チャットアプリのチャットフロー設計

こんにちは。今回は、地元の魅力を発信しながら、旅行の提案をしてくれるチャットアプリをDifyで個人開発した際のチャットフロー設計についてご紹介します。ブロックの使い方や詳細も説明しながら進めていくので、より詳しく知りたい場合などはリンクから解説記事を読んでみてください。

目次

    ■ 背景と目的

    このプロジェクトは、以下のような人にぴったりな旅行提案アプリを目指しています。

    • 「今日は美味しいものを食べたいけど、どこに行けばいい?」
    • 「地元の穴場スポットを教えてほしい!」
    • 「気分に合った場所を提案してほしい」

    そんな“気分ベース”で旅行を提案するアプリを、ノーコードAIツール「Dify」を使って実現してみました。


    ■ チャットフロー設計のポイント

    ▼ 個人フィットな提案を目指す!

    ユーザーの好みや行きたい場所に基づいて提案をするには、まず「好きなもの」の把握が大事。

    今回はユーザーの趣味嗜好として、以下の3カテゴリに注目しました。

    • ご飯(グルメ)
    • レジャー(体験)
    • 見物(観光)

    ▼ ユーザーフロー:IDの有無で分岐

    
    1. IDが未取得のユーザー
     → ID作成フローへ誘導(好きなものを選んでもらう)
     → データ登録後、ID取得済みフローへ合流
    
    2. ID取得済みのユーザー
     → データベースから好みを取得し、旅行先を自動提案
    
    

    シンプルですが、最も重要なのはユーザーに合わせた提案を出すということ。そのために、ユーザー情報はしっかり蓄積&参照できる構成にしています。


    ■ 今回はHTTPブロックは使わずに構築

    当初の設計では、

    
    コピーする編集する
    コード実行ブロック → ID作成
    → HTTPブロックで自作APIに保存
    
    

    という流れで組もうとしていました。

    しかしDifyの設計思想として、ツール内で完結させる方が安定運用できるとのこと。

    そのため、今回はHTTPツールの使用を見送り、チャットフローとコードブロックのみで完結する構成にしました。

    ※HTTP連携は次回に持ち越し予定!


    ■ 今後の展望

    • 画像提案機能の追加(行きたい場所の写真を見せる)
    • HTTPブロックによる外部連携(自作のデータ管理API)
    • ユーザー履歴を活かしたリコメンド強化

    Difyの強みは、ノーコードで柔軟に構築できること。

    今後はさらにUXを高めるフローや、より直感的な提案ができる仕組みを組み込んでいきたいと思っています。


    ■ まとめ

    Dify × 個人開発 = アイデアをすぐに形にできる強力な組み合わせです。

    旅行提案というニッチだけど身近なテーマでも、Difyのチャットフローなら十分に対応可能です。

    これからも少しずつ進化させていく予定なのでこれからもよろしくお願いします。