【Dify】Difyとは?使い方・料金・登録方法・オープンソースとの違いを徹底解説!

Difyとは?注目のAI統合プラットフォームを解説

Difyの基本概要と特徴

Difyはノーコードで簡単にAIアプリを作れるプラットフォームです。

コードを書く必要もないので学習コストが非常に少なく、めんどくさい業務を外部に委託することなく効率化を実現できるのが特徴です。更に上級者になると外部のAPIキーと連携してワークフローを作成することもできます。

Difyが注目される理由とは

Difyの魅力はノーコードでAPIとRAG連携してAIアプリを作成できる点です。

最近注目を集めているAI関連の技術を簡単に取り入れることができ、RAGと呼ばれる技術も導入し、個人にフォーカスをした開発もできるのが大きな特徴です。

Webhookにも対応しており、他のアプリとも連携して作業効率化を図ることもできるのでぜひ導入を検討して見てください。

Difyの料金体系とSaaS版・オープンソース版の違い

クラウド版(Saas)はweb上で動作し、Difyを運営する会社が提供する環境で動作します。初心者でもアカウント作成、ログインするだけですぐにサービスを使用できるのが特徴です。

それに対して、オープンソース版では誰でも自分のコンピュータに直接ファイルを作成して環境を構築します。自分用に環境を変えられるのがオープンソース版の強みでもあります。

無料プランと有料プランの違い

無料プラント有料プランではメッセージクレジットと作れるアプリ数などが異なります。

RAGに使えるデータ量も10倍程違い、無料版ではAPIリクエスト数に制限があるなど使える範囲は限られていますが、個人用で使う人なら十分な機能が無料版にも揃っています。

個人でアプリ開発をして商用に利用したい人でなければ、まずは無料版から試すことをお勧めします。

オープンソース版Difyの導入方法

オープンソース版はGitHubで公開されているのでそこからダウンロードして自分の環境にセッティングします。環境構築も複雑で難易度が高いので今後導入方法をまとめようと思います。

SaaS版を選ぶべきケースとは

オープンソース版ではかなりのIT知識が必要になるので、初心者はまずクラウド(SaaS)版から試してみることをお勧めします。

今回は、初心者でも簡単に始められて学習コストの小さいクラウド版の初期設定からアプリの公開方法までわかりやすくまとめていきます。

Difyの使い方ガイド【初心者向けに解説】

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アカウント登録方法と初期設定

アカウント登録方法と初期設定

始めるをおしてGoogleアカウントを使用すればすぐに登録とログインができます。

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ワークフローと画面の基本構成
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ログイン後の画面です。

この画面になっていない場合は上のタグに探索、スタジオ、ナレッジ、ツールというタグがあるので、そこ「スタジオ」を選択します。

①の方は比較的アプリが作成しやすい、ですが汎用性が低いのが弱点です。

逆に②版は汎用性が高い分、学ばなければいけないことが多いです。

今回は①のチャットボットで簡単なアプリの作成方法と公開の仕方を紹介します。

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実際のプロンプト作成例と活用シーン

この画面になったら「手順」にどんなチャットボットにしたいかを具体的に入力していきます。

今回はノートにまとめた内容を回答として出力してくれる、テスト対策チャットボットを作ってみようと思います。

まず手順に以下のようにコマンドを入力していきます。

「あなたは質問回答ボットです。質問に対してナレッジを活用して回答を生成してください。 例:入力が下記の用であったら 「ここは読者自身で質問の例を入力してみてください」 回答 「ここには回答の例を書きます。」 のように回答を日本語で生成してください。」

このように入力できたら大枠の作成は完了です。

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AIモデル(LLM)を選択する

右上のところで使用するAIモデルを選択して

「公開する」

を選択したらアプリの公開まで完了です。

最初は既存のAIモデルを使用します。

更に自分でAIモデルを検証しながら使用するモデルを選びたい方は、上にあるプラグインからAPIをセッティングすることで様々なモデルを比較しながら開発可能です。

プラグインの設定方法についても今後解説予定です。

API・RAG活用など上級機能の紹介

APIでアプリ連携

Difyには「チャットフロー」と「ワークフロー」というアプリ作成方法もあります。

この機能は外部のアプリと連携してテキスト文書をまとめたり、データの整理ができるのでさらなる作業の効率化が期待できます。

RAG(検索拡張生成)を活用した高度なチャットボット構築

DifyにはRAGという機能も存在します。

これはナレッジと呼ばれるPDFや画像、データを保存している場所からAIがデータを取得し、活用する機能です。

この機能を活用することで、個人や特定の会社に特化したAI機能を使用することができるようになります。

Difyに関するよくある質問(FAQ)

Difyは日本語に対応している?

UI部分は2024年頃から公式に日本語化が進んでおり、ほとんどの画面は日本語表示可能です。

バックエンドで使われる大規模言語モデルも日本語に対応しているのでチャットアプリやRAGも日本語で動作可能です

商用利用はできるの?

基本的に誰でも商用利用は可能で、広告代理店などが商用に利用することも可能です。

しかし、無料プランでは利用制限が多く、商用には向かないので商用利用したい方は有料のプランを契約することをお勧めします。

セキュリティやプライバシーは大丈夫?

オープンソース版を使用すれば、会社や個人独自の環境で運用可能なため、データを外部に出さずにAIサービスを構築可能です。

社内ドキュメントなどをクラウドに置かず、オンプレミスやVPCに保存することも可能でセキュリティやプライバシー面も安全に運用可能になっています。

注意する点はOpenAIなどのLLMキーはユーザーが直接管理する必要があるため、第三者に漏れないようにする必要があります。

今回はDifyの簡単な使い方について解説しました。今後も様々な使い方を紹介していくので参考にしていただけると嬉しいです。